
前回の記事では、まさかの子宮筋腫発覚。
そして、さらにまさかの妊娠発覚!までを書きました。
▶【子宮筋腫で二度の帝王切開 その1】病気の発覚!そして妊娠
近所の総合病院内の婦人科に行き、妊娠(心拍)まではそこの病院で確認できたのですが、先生いわく「うちでは出産が難しい」とのこと…。
お産で有名な総合病院なのに…。
そこまで私の子宮筋腫は問題なのか…と、かなり不安が高まったことを覚えています。
そうして大学病院へと紹介状が出されました。
大学病院の先生に救われる
何はともあれ、紹介状を出された以上は大学病院に行かなければいけません。
本来ならば「妊娠」という喜ばしいことなので、もっと明るい気持ちで行けたのでしょうが、やっぱり気になるのは「無事に出産できるのか」ということ。
初めての妊娠というだけでも不安になるのに、子宮筋腫持ちということもあり、この頃の私は検索魔でした。
そして、流産や死産といった悲しい体験談や事例ばかり目について、自分もそうなるんじゃないかと落ち込んでしまったり…。
妊娠・出産は人によって違うのに、この頃はそう思える余裕がなかったですね。
そんな心境のまま、大学病院を受診しました。
初診なので予約もできなかったし(予約していても1時間待ちはザラなのに…)、とにかく待たされましたね^^;
でも待っているうちに、なんとなく「もう何を言われても受け入れよう」という覚悟ができた気がします。
心の整理を付ける意味でも、待ち時間というのはあながち悪いものでもないのかもしれませんね。
さて、いよいよ私の順番が!
私とさほど年が変わらない(この時、私は36歳)若くて優しい女医さんでした。
「大学病院の医者」というだけで、ちょっといかつい先生を想像していたので、かなりホッとしたのは覚えています(笑)。
(ちなみに、その後いろんな先生に診ていただきましたが、私の想像のような怖い先生は1人もいませんでした~。)
そしてその優しい先生と話していくうちに、さらにその安心度がどんどん高まっていきました。
今思えば当たり前のことなのですが、先生は「出産」を前提に話を進めてくれるんですよね。
私は「無事に産めないんじゃないか」という不安でいっぱいだったので、そのことが嬉しく、やっとおめでたいことだと受け入れられた気がします。
もちろん、最悪の事態、子宮筋腫が妊娠に与えるリスクなども話されましたが。
やっぱり、子宮筋腫はメジャーな病気といえども、妊婦にとっても赤ちゃんにとっても影響を及ぼすケースが多いようです。
私のような漿膜下筋腫は、赤ちゃんには影響は少ないようですが。
それでもこの時点で「帝王切開になるでしょう」とはっきり言われました。
そんなわけで、普通の産科ではなくリスクを抱えている妊婦さん向けのハイリスク産科で診てくださることが決まりました。
受診も一般の妊婦さんよりも多く、2週間に1度通うこととなりました。
また、主治医も医長であるベテランの先生に。
男の先生でしたが、理解もあり、何より真剣に診てくださったので感謝してます。
(後に、第二子も取り上げていただくことに!)
電車でないと通えない距離なので、2週間に1度の通院は結構きつかったですが、それでも2週間ごとに診てもらえて良かったと思っています。
赤ちゃんの様子を診ていただけるのももちろんですが、先生と話すことで精神的に安定できていました。
妊娠中って、家族を相手に話してもやっぱり不安なんですよね。
体の辛さなど、やっぱりわかってもらえないものですし、その「わかってくれない」ということに余計イライラしてしまったり…。
その点、医者や看護師さんは医学的な面からアドバイスしてくれますし、変に感情が入っていないから、こっちもすんなり素直に聞けるというか(笑)。
患者にとって、本当に医者は大事な存在だなと実感しました。
体だけではなく、心も救ってくれます。
(もちろん逆に感じてしまう医者もいますけどね…)
そう思うと、誰がなんと言おうと、自分が納得できる主治医の元で出産することが大事ですね。
それは妊娠・出産だけではなく、病気になった時も同様ですが。
ある日突然、医師から電話が…
さて、話は戻ります。
そんなわけで大学病院を初めて受診した後、安心していた私。
もちろん妊娠初期ということで、多少の体調不良はありましたが、それでもひどいつわりなどは無く、落ち着いていた方だと思います。
そんな中、1本の電話が…。
出てみると、初診で診てくださった優しい女医さん。
なんでも「重要なお話があるので、次の診察前に来れませんか?」とのこと!
気になってちょっと聞いてみたら、妊娠中でも筋腫摘出の手術ができるケースがあるので、考えておいてくれと…。
とりあえず詳細はその時に話してくれるということで、電話を切りました。
この電話で、私はもう一気に不安のどん底に^^;
手術だけでも怖いのに、赤ちゃんがいるのに手術だなんて考えられませんでした。
なので電話の時点で断りたかったのですが、先生が説明をしたいとおっしゃっているので、とりあえず出向いて行きました。
そして説明を受けましたが、やっぱり断りました。
その手術ができる病院は限られているので(赤十字だったかな?)、転院しなければいけないこと。
赤ちゃんがいるのに筋腫を摘出するリスク=稀だけど流産もありえること。
もちろん筋腫を取ってしまえば、その後の経過は良くなるのかもしれません。
でも、上記のリスクを考えるとやっぱりYESとは思えませんでした。
100%NOでしたね…。
そんな私の気持ちも、もちろんすんなりとわかってくださり、筋腫を持ったまま妊娠を継続していくことに。
今でもあの時に手術しなかったことを後悔していませんが、一時期「やっぱり手術しておいた方が良かったのかも…」と思う出来事が…。
それは子宮筋腫の「変性(壊死)」でした。
妊娠後期にさしかかった時、子宮筋腫が変性してしまい、この世のものとは思えない激痛を味わうのでした…。
※続きはこちらです。
▶ 【子宮筋腫で帝王切開:3】子宮筋腫の変性で地獄の苦しみ…
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