【2019.11月追記:まず最初に…!】
多くの方にご覧いただき、ありがとうございます!
抜釘手術から1年半後の状況を記事にしました。
そちらもご参考にしていただけましたら幸いです。
▶抜釘手術から1年半後の状態
(傷跡の画像がありますので、ご注意ください!)
私が骨折した部位と、その恥ずかしい理由…
まず最初に、なぜ私が骨折してしまったか…。
書くのも恥ずかしいのですが、階段を一段踏み外しただけで、なんと足首を骨折してしまったんです。
最初は捻挫かな?と思ったのですが、痛みがひかず、どんどん腫れあがり…。
病院でレントゲンを撮ってもらったら、くるぶしがパカッと折れてしまってました。
私自身、骨折は初めての経験だったので「こんな簡単に折れちゃうの!?」とかなり驚きました。
でもそのとおり、簡単に折れちゃうようです。
しかも、たった1段の段差で…。
ちなみにその時、40歳。
若くはありませんが、まだそれほど骨のもろさに注意が必要な年代ではないですよね。
むしろ、強い方だと思います。
そんな私でも折れてしまうのですから、本当にただの階段・段差でも注意が必要なんだな~と実感しました。
そのまま入院、そして手術…
さて、そんなわけでそのまま入院になってしまった私。
小さい子どもが2人いるので、かなりパニックになってしまいましたが、折れてしまったものは治してもらうしかない。
一度家に帰りたかったのですが、帰っても歩けないですしね…。
そんなわけで、手術室が空いている最短の日に「骨節合術」を受けることになりました。
骨節合術とは、その名のとおり骨をくっつけるための手術です。
金属製のプレートやボルトで骨を固定して、くっつくのを待つとのこと。
私はギブスをして治すと思っていたので、手術と言われてショックでした。
たかがくるぶしの骨折で…とも思ったのですが、どうやらここでしっかりと治さないと、将来人工股関節になってしまう恐れがあるとのこと。
なので、選択の余地も与えられないまま、手術となりました。
これが、私のくるぶしに入れられたプレート。
抜釘手術後にもらったものですが、手術前にはどんなものが入れられるかわからなかったので、そういう意味でもちょっと不安でしたね…。
それはさておき、2度の帝王切開を経験していた私。
手術自体に対する恐怖はあまり無かったのですが、全身麻酔だけは怖かったのを覚えています。
なんだか、目が覚めないような気がしてしまい。
(帝王切開は局部麻酔ですからね~)
麻酔の先生には「目覚めてもらわないと、こちらも大変です。」と笑われてしまいましたが、こちらは超真剣でした(笑)。
そんな不安と恐怖を胸に抱きつつ、いよいよ手術の日。
手術室に入ると、執刀の先生からは「じゃぁ、ゆっくり寝ててください。」というのんきな言葉。
その言葉のとおり、いつの間にかぐっすり寝てしまってました。
目覚めたのは手術室のどこかなのでしょうが、今でもあまり覚えてません。
何はともあれ、無事に手術は終わり、その夜もそれほどの痛みはなかったです。
そして翌日からは松葉杖による歩行訓練、リハビリなどが始まりました。
そのことはまた機会があったら書きたいと思います!
そして1年後に抜釘!
無事に松葉杖を使いこなせるようになり、めでたく退院!
でも、なんとなくモヤモヤした気分…。
1ヶ月ぐらいは松葉杖だし、リハビリに通わなければいけないというのもありましたが、それよりも「1年以内に抜釘手術(プレートを抜く手術)をしなければいけない」というのが、心に重くのしかかっていました。
上に書いたとおり、手術自体に対する恐怖はそれほどない。
でもやっぱり、受けずに済むならば受けたくないものですよね~。
抜釘手術は「任意」だったので、そこでもちょっと迷いました。
「ヨーロッパなどでは抜釘しないのが主流、でも日本人は抜きたがる」などという説も教えてもらい。
ただ、先生はやはり強く抜釘手術することを薦めてましたね。
なんでも、今使われているプレートやボルト、スクリューなどのインプラントは40年程度しか安全が保証されていないそうで。
私の場合、40年後というと80歳ぐらい。
まだ生きている可能性はあるので、早く抜いちゃった方がいいとのことでした。
確かに高齢になってからの手術は辛そう…。
しかも、1年以内に抜釘しないと、しっかり骨とくっついてしまうので、抜くのが大変だそうです。
なので、ほぼ1年後に抜く方向で考えてはいたのですが、この時点ではまだ未定。
なんせ退院したばかり、手術も受けたばかり。
次の手術を前向きに考えるような精神的余裕はなかったです。
でもそのうち、少しずつ歩けるようになるにつれて、抜釘手術をする必要性がどんどん高まってきました。
なぜならば、歩くたびにプレートが骨に当たる感じがして、ひきつれるような痛みが…。
そのせいで傷口もなかなか治らず、ケロイドっぽくなってしまいました。
本当はサージカルテープで傷口を保護しなければいけなかったのですが、私は怠ってしまい…。
プレートが入っているのですから、もっと真剣にケアしなければいけなかったです。
反省…。
そのプレート、DVDと比べると大きさはこれぐらい。
これがくるぶし部分に入っていたのですから、そりゃひきつれもするよね…っていう。
そんなわけで、約1年後にめでたく抜釘手術!
この時は、ただ抜くだけだったので手術時間も短いし、術後のトイレも心配ないので導尿も無いし(導尿のバルーンが一番嫌でした!!)、気楽に受けられました。
術後もやっぱり楽でしたね~。
なんだか、ただ休養に来たような気分で、上げ膳据え膳を楽しむ余裕がありました(笑)。
しょっちゅうデイルームに行っては、漫画や本を読んでました。
ちなみにこの時は、2泊3日の入院で71,720円でした。
差額ベッド代無し(大部屋)、食事は手術当日は絶食だったので2食分です。
明細を見ると、どうやら全身麻酔代が高いみたいですね~。
日帰り手術・局部麻酔で行える部位の抜釘手術ならば、20,000円程度でできると聞いたことがあるので、明細をもらった時「思ったよりも高いな~」と思った覚えがあります。
抜釘手術はした方がいいか、私の結論!
ざっと駆け足になってしまいましたが、そんなわけで私の骨折もめでたく完治しました。
この経験から、抜釘手術はした方がいいか、しなくてもいいかを考えると…
手術に耐えられる体力・気力があるならば、絶対にした方がいいです!!
安全な医療用器具と言えども、やっぱり異物ですからね…。
体内に入っているのは気持ち良くないものです。
抜いて、足首はスムーズになりましたし、気持ちもスッキリしました!!
そしてもう一つ、大きなメリットが!
医療保険によっては、抜釘手術も手術給付金が出るんです!
私はたまたま、出るタイプの保険に入っていたので、155,000円も保険金が下りました。
上に書いたとおり、入院費用の総額は71,720円だったので、これだけで結構なプラス…。
主人の会社の組合からも見舞金をいただいたので、かなり儲かりました(笑)。
健康が一番!こんなことで喜ぶべきじゃない!…とわかってはいましたが、やっぱり嬉しかったですね~。
手術をがんばった甲斐もあったってものです!
費用面はおまけになるかもですか、総合的に考えるとやっぱり抜釘はした方がいいです。
迷っている方は前向きなご検討をおすすめします!!
抜釘手術後の際にまた傷ができますので、傷あと保護のサージカルテープも忘れずにご用意を!!
【2019.5月追記】
もう今は寒い時期も疲れている時も、足首に違和感を感じることなく過ごしています^^
まだ傷は残っていますが、だいぶ薄くなりました。
もしも今でもプレートが入っていたら、足首はこんなにスムーズに動かないだろうし…
何よりもあの異物感を思い出すだけで「抜釘してよかった…」とつくづく思います。
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